軍隊を拒否した島・前島(渡嘉敷村)で 空自が無断訓練

今日も朝から腹を立てている。今朝(9日)の琉球新報によると、私の故郷である渡嘉敷島で、航空自衛隊が、2000年から無断で年間100回もの軍事訓練を繰り返していたという。

前島の周辺は、渡嘉敷村の定期船が毎日3便往復運航する海域である。そんな場所で、地域の承諾もなく、それどころか事前の通知もなく軍事演習が行われていたなんて、危険極まりない。そのうえ「永久承諾」などというありえない言葉を根拠に。

                  <12月9日 琉球新報 ↑>

渡嘉敷島は、沖縄戦最大の悲劇と言われる日本軍による大量虐殺「集団自決」が起こった島だ。その渡嘉敷島で唯一「集団自決」が起こらなかった島が前島である。なぜ起こらなかったのか?、当時の学校長が「ここは小さな島で、食料など皆さんのお世話が十分にできない。自分の島は自分たちで守りますので、どうぞお引き取りを…」と、日本軍の駐留を丁重に断ったからだ。

慶良間諸島は座間味村を含め、日本軍が駐留しなかった島や地域では「集団自決」が起こらなかったことがわかっている。それはつまり軍隊が存在しなければ起こらなかった出来事だったという証である。

よりによって、そんな「軍隊を拒否した島」で、自衛隊が承諾もなく18年間も軍事訓練を続けていたんて、絶対に許されない。

 

2018年12月9日リンクURL

玉城デニー知事が記者会見 ~ 「はなはだ遺憾」

<沖縄タイムス電子版より>

沖縄県の玉城デニー知事は今日(3日)沖縄防衛局が名護市辺野古の新基地建設のため名護市安和の琉球セメントの桟橋で埋め立て土砂の積み出し作業に着手したことを受け、県国土交通省所管公共用財産管理規則において桟橋設置の工事完了届けがないまま作業を実施したのは違法として、同社に作業の停止と立ち入り検査を求めたと発表した。

埋め立て土砂の搬出を違法と指摘する玉城デニー知事=3日、県庁

<埋め立て土砂の搬出を違法と指摘する玉城デニー知事=3日、県庁>

また、桟橋内に1千平方メートル以上の土砂を体積するのは県赤土等流出防止条例の事業行為届出が必要だが、届け出がないとして作業を一時停止し、届け出を提出するよう指導したことも明らかにした。

 玉城知事は「県民の関心が高く工事の進展に大きな影響を与える情報を許可権者である県に十分な事前説明なく桟橋が使用されたことははなはだ遺憾だ」とコメント。防衛相が14日に埋め立て土砂を投入すると発表したことにも「安倍晋三首相は県民に寄り添うと発言しているが、このような対応は本当に残念だ」と述べた。

2018年12月3日リンクURL

世界中から米軍基地とNATO基地をなくそう! ~ ダブリン国際会議

アイルランドの首都ダブリンで「全世界からの米軍基地とNATO基地の撤退を求める国際会議」が去る18、19日開かれた。

沖縄から稲葉博さんが出席し、日米政府による沖縄への米軍基地の押し付け、辺野古新基地建設阻止を訴えた。

<11月19日 琉球新報より ↑>

たぶん、日本国内の多くのメディアは取り上げないと思われるので、県外の平和を願う方々、多くの友人・知人、仲間のみなさんと、この琉球新報の記事をシェアしたい。

 

2018年11月21日リンクURL