辺野古サンゴ調査 ~ 透明度が悪化!

 まさに辺野古埋め立ての「設計変更申請」の告示・縦覧が行われているさなかに行われたサンゴ調査、国は、今回の変更申請で、「変更以前」の工事内容と、「変更後」の工事で環境への影響は同等か、それ以下、よって「新たな環境アセスは行わない」と主張するが、これだけ大幅な設計変更で環境に影響を与えないはずはない。現在の段階ですでに、工事開始前より透明度が半分以下に落ちている、という結果が出ている。国の辺野古に関する欺瞞の数々を、これ以上許してはならない。

 昨日(28日)締め切られた、「設計変更」に対する意見書は、速報によると24日の段階で6000通に達したという。前回の埋め立て申請に対する「意見書」の2倍の数の上った。残り4日間でどれだけ増えたか期待される。

<9月25日 琉球新報 ↓>

2020年9月29日リンクURL

米軍のコロナ感染者3000人沖縄移送計画

 最終的には撤回されたということだが、なんと沖縄県民の命を軽視した話だろうか!米軍は沖縄を「米国の植民地」とでも思っているのではないか。撤回したのも県民の命を慮ってのことではなく、「日本政府との関係を複雑化させる」懸念が理由だという。

<8月20日 琉球新報  ↓>

 

 

 

 

2020年8月20日リンクURL

翁長前知事三年忌 ~ 今も県民を励ます翁長知事の「言葉」

 今日8月8日は翁長雄志前知事が亡くなってまる2年、三年忌を迎える。翁長さんが、それこそ命をかけた米軍基地をはじめとする沖縄問題は、2年前と少しもわかっていない、どころかますます厳しさを増しているが、それでも平和を願う県民がめげずに戦い続けていられるのは、翁長さんが遺した数々の「言葉」が、人々を励まし続けているからである。

 この本の表紙にもある「ウチナーンチユ、ウセーティナイビランドー(沖縄人をバカにするな!)」や「ウチナーンチュ、マキテエナイビランドゥ(我ら沖縄人、負けてはいけませんよ」は、辺野古ゲート前など闘いの現場でよく使われる。

 その他にも、的を射た真実を見抜く数々の「言葉」が、今も私たちを励ます。

『日本を取り戻す」という中に沖縄は入っているのですか』(2015・9・8 県と政府による集中協議の会合にはじめて出席した安倍首相に問いかけた言葉)

2015年、相次いでオスプレイの事故が起こり、米国に対し抗議一つできない国に対し、日本政府は、沖縄県民を日本人とは思っていない」とも。

 さらに、米国にものが言えない政府に、『何回も言うが、当事者能力がない』 (2017年、オスプレイ事故後、訓練開始についての県からの問い合わせに対し「米軍の運用に関わることで、応える立場にない」と回答した沖縄防衛局に返した言葉)

『基地問題が、一番大きな人権問題だ』(2015・9・22 国連の人権理事会で、翁長知事が行った声明発表に対し、日本政府代表部が「基地問題を人権理事会で取り上げるのはなじまない」と反論したことに、翁長知事が再反論したときの言葉)

『いつも米国は東京のせいにし、東京は米国に何も言えない。この状況の中で、沖縄の問題が全く解決しない。日米の安全保障体制は、沖縄という砂上の楼閣に乗っかっている(2017・11・20 米兵が飲酒運転で死亡事故を起こし、知事室に謝罪に訪れた在沖米軍トップ・ニコルソン四軍司令官に対していった言葉)

 「その後ろ姿を見せることで、子や孫がその思いを吸収し、彼らなりに沖縄の将来を担っていくことにつながる。私たち責任世代の役割はそこにあるのではないか」(2015年・12・25 県は国を相手にいくつもの裁判を起こした。負け続けても、また新たな裁判を闘う意義を語った言葉)

◇参照:「沖縄県知事 翁長雄志の「言葉」沖縄タイムス社発行」

 翁長知事の言う「私たち責任世代」、まさに私もその一人である。改めて、本当に沖縄を愛し、命の限りを尽くして強大な日米国家権力に抗った稀有の政治家だったと感じ入り、胸が熱くなる。

 

(2020年8月8日 琉球新報 ↓)

 

 

 

 

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