辺野古に新基地は 絶対つくらせない名護市民集会~瀬嵩の浜で

昨日(29日)は、忙しかった。

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3時起床。4時50分県庁前集合で高江へ。
AM7時50分高江N1ゲート前到着。6時から始まっているゲート前での集会に合流。
正午からは、同じN!ゲート前で差別発言に対する抗議集会。
3時に高江を出て、今度は辺野古の大浦湾を臨む瀬嵩の浜で行われている「辺野古へ新基地を絶対につくらせない名護市民集会」に参加した。

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これまで私は、「海にも山にも新基地は造らせない」と常に言ってきたが、今回は「絶対につくらせない」と「絶対」が加わりました。と、あいさつする稲嶺名護市長。

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DVC00057.JPG夕闇迫る瀬嵩の浜に400人が集まった。

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裁判所の和解案を受け入れた後工事が止まっている大浦湾は、海を切り裂いていた黄色いフロートもなく、穏やかに秋の風情を漂わせている。

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名護市民投票の年に生まれたという地元・瀬嵩の青年は、お母さんのおなかの中にいたときから、辺野古に基地は造らせないと頑張る両親と共に、様々な反対集会に参加してきた。19歳・大学生になった今も、家族5人で毎週金曜日の夕方、辺野古キャンプシュワーブゲート前でキャンドルデモを行い、「NO BASE」を訴え続けている。

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どこにもありがちな、有名人、政治家などの挨拶が延々続く集会ではなく、純粋に地域住民の生の声だけを聴く 胸に響く素敵な集会だった。

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締めくくりに知念良吉さんが歌うオキナワンバラードが、風に乗って海にたなびき、心に沁みた。涙が出そうだった。

「この海に人殺しの基地は絶対につくらせない!」 沈む陽を背に受けながら、静かにふつふつと勇気が湧いてきた。みんなもきっとそうだったと思う。

2016年10月30日リンクURL

機動隊の差別発言抗議集会~今日(10月29日)の高江

「高江」土曜集中行動日の29日は、250人の結集で、砂利トラックの侵入は許さなかった。

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ウチナーンチュ大会で故郷・大宜味村へ帰ってきたというサンフランシスコ在住の女性は、夫を伴って高江へやってきた。いつもネットで見ていて、「美しい故郷・沖縄が壊される!」と、居ても立ってもいられない思いをしていたという。

「サンフランシスコの沖縄県人会には、350世帯・1000人余の会員がいるが、夫が米軍兵士という人が多く、基地反対の行動には、気持ちはあっても表に出られない人も多い。その人たちもアメリカの基地はアメリカに帰るべき、沖縄にある必要はないと、みんな思っている」と、故郷への熱い思いを語った。

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いまは県外に住んでいるが、宮古島出身という青年は、三線で自作の歌を披露し、帰るべき故郷がある幸せを、米軍や自衛隊の軍事基地を造ることで壊さないでと訴えた。

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ゲート前行動は、正午からは大阪府警の機動隊員による差別発言への緊急抗議集会に切り替えられた。参加者はさらに増え、400人に。

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本来「土人」とは、その土地の人という意味の言葉、大阪府警の機動隊員さん、あなたも大阪の土人だ。皆さん、自分が生まれ育った土地の「土人」であることを誇れる人間になりましょう。

DVC00084.JPG 高江のN1ゲート前集会は、国道70号線を挟んで行われるので、目の前を一般車両が通る。収穫した東村特産のパイナップルを満載したトラックが時折通過していく。パインのいい香りが漂ってきて、とても豊かないい気持になる。

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DVC00063.JPG 腹が立つのは機動隊の車両。用もないのに3~4台連なって、同じ車が15分おきに行ったり来たり。集会を邪魔するための嫌がらせであることは明らか。ほんとにみみっちいことをする。

6つの都府県から500人の機動隊が来ていて、それぞれ担当区域や役割が決まっている。嫌がらせ担当は東京の担当のようだ。多摩ナンバーだった。

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ヘリパット建設で森から追い出された希少動物のトカゲ君が、「いったいどうなっているのだ!」と、情報収集のため、集会をのぞきにきた。「ごめんね。オスプレイパッド、必ずやめさせるからね」

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平和学習が結ぶ感動の再会~10月28日の辺野古

高江がますます大変な状況に追い込まれる中
辺野古も抗議行動を休むわけにはいかない。

今週も金曜日は高江以外にも、嘉手納基地の五つのゲートをはじめ辺野古、普天間基地の野嵩ゲートと大山ゲート、キャンプ・コートニー、読谷トリイステーションなど、県内各地の芸軍基地で抗議行動が行われている。

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途中三度の機動隊による排除を受けながらも、基地から県道に出る軍車両を止め、「私たちが何故毎日ここで抗議行動をしているのか考えてみてほしい」と、若い米軍兵士に訴え続けた。DVC00119.JPG

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DVC00116.JPG この日は、和光大学の学生たちが修学旅行の一環で辺野古テントを訪れた。

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いま、沖縄には年間何百もの学校が修学旅行でやってくるが、和光学園はその先駆け的存在である。30年も前から小学校、中学、高校、大学とそれぞれの段階で必ず沖縄へ平和学習に来ている学校なのだ。

素晴らしいのは、先に父母たちが事前学習にやって来て、わが子が沖縄で何を学ぼうとしているのかまず親が納得したうえで子どもたちを修学旅行に送り出しているということである。私も数年前に3年連続で、そのお手伝いをしたことがある。(渡嘉敷島の案内)

 偶然にも今回辺野古ゲート前で感動的な対面劇があった。

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辺野古のゲート前金曜日の常連であるYさん。実は30年前、和光学園小学校が沖縄に修学旅行を始めるにあたって、沖縄側でコースの選定などの企画に協力したのが、読谷で小学校の教師をしていたYさんだった。当時の和光学園側の担当だった先生が、この日の引率教師で、感激の再会で当時のエピソードを学生たちに話し、拍手を送られた。

苦しい中にも、感動や喜びもたくさんある辺野古・高江、そして沖縄へあなたもぜひ来てください。

31日(月曜日10:00~)には、世界のウチナーンチュ大会で来県中のハワイ沖縄県人会の方々80名が辺野古ゲート前を訪れる。レイを贈呈し、辺野古・高江の支援と稲嶺名護市長を激励、辺野古に集う市民らと交流することになっている。

2016年10月30日リンクURL