8月2日の辺野古~相次ぐ逮捕者と救急搬送

平和市民連絡会のバスで6:00辺野古へ。今日も暑い一日だった。

夏休みに入って子ども連れの座り込み参加者も増えている。

 午前中のゲート前は160名を超えて、さすがにトラックの搬入はなかったものの、ゲート向かいの歩道に立てたパラソルや横幕の撤去を迫る機動隊と、「表現の自由への弾圧だ」とそれに抗議する市民の間でしばらく押し問答が続いた。

 強制的に撤去された横幕を、市民側が再び張り直し、それをさらに機動隊が撤去しようとしたので市民が抗議のため集まり、現場は一時騒然となった。一連の攻防の中で一人の男性が公務執行妨害で逮捕され、さらに高齢の男性が機動隊に押し倒され、頭を打ち右手の肘に裂創を追った。救急班の応急手当を受けたが出血が止まらないため、救急車で搬送された。

前日も逮捕者が出ており、本当に些細なことで逮捕される状況が続いている。(二人とも翌日には釈放された)

基地に反対して座り込み抗議する市民に対して、政府の弾圧は日に日に増しており、逮捕・拘束の根拠を作るために、ゲート前には2台の監視カメラが設置されていることが明らかになっていたが、この日もさらに一台増え、三台目の監視カメラ設置作業が、目の前で展開された。

 

 

 

 

 

 

 

午前中の集会を終え、昼食休憩に入り座り込みの人数が減ったところでを狙われ、1:00過ぎに機動隊に排除され、資材を積んだダンプ41台、3:00時過ぎに39台入られてしまった。

 

 しかし、台風の接近で海が荒れ、海上での作業は行われなかったとのこと。

不屈の座り込み1123日目の辺野古ゲート前。今日は冷たい「沖縄ぜんざい」の差し入れがあり、しばしの和み涼をいただいた。多くの人たちに支えられて、辺野古ゲート前行動は続けることができる。辺野古の闘いに寄せる人々の熱い想いと善意に感謝!

2017年8月4日リンクURL

辺野古差し止めで国を訴える~国と県 再び法廷闘争へ

去る24日、沖縄県は、前知事が認可した岩礁破壊許可が3月末で期限切れとなり失効したにも関わらず、国が工事を強行しているとして、沖縄県は工事差し止めの裁判を起こした。

現在の司法の在り方は三権分立が崩壊しており、国の意向にすり寄る判決がまかり通っている中、裁判では勝てないのでは?と疑問視する声もあるが、沖縄が県を挙げて正当な権利を主張し、辺野古新基地建設に断固反対している姿勢を示す意味でも意義があるとして、多くの県民が翁長知事を支持し、今後「埋め立て撤回」へ向かう第一段階ととらえ歓迎している。

<連日抗議行動が行われている辺野古ゲート前>

「新基地建設の中止を訴える県民大会」が来る8月12日(土)、那覇市の奥武山競技場で開催される。主催するオール沖縄会議では、3万人の参加を目指している。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2017年7月26日リンクURL

北海道と沖縄が、いまだ日本の植民地~今日(7月26日)の辺野古

今日は、正午から山城博治さんたちの裁判と事前集会、午後2時からは太田昌秀前知事の県民葬があり、いずれも参加したかったが、水曜日なので辺野古ゲート前の座り込みを優先した。

予想した通りゲート前は参加人数が少なく、この人数では機動隊の強制排除、工事車両の侵入が懸念される状態だった。それでも県外からの参加者に助けられて、かろうじて150名近くを維持することができた。

被災地・宮城県仙台市から参加した9人の女性たち。この中のお一人は86歳とのこと。

こちらは中国地方の平和運動センターの皆さん。「出身地・山口県でも安倍政権の支持率は落ちています」と報告。

10時前になっても、工事車両や機動隊の動きがなく、どうやらの県民葬に出席する安倍総理の警備のため、機動隊が辺野古へ来れないらしいとの情報が入ったので、暑さを避けるため、テントの下へ集会の場所を移した。

東京から参加したトランペットの上手な青年。若者らしい感性で今の政治状況を批判。「敗戦で、朝鮮や台湾は日本の植民地から解放されたが、いまだ北海道(アイヌの地)と沖縄は植民地のままだ。新基地建設を断念させることで植民地からの解放を勝ち取ろう」と基地に向かって力強く「沖縄を返せ」「ガンバロウ」を演奏した。

11時過ぎ、機動隊に動きがあり、私たちも急いで工事用ゲートへ駆けつけた。やってきた機動隊はわずか10名たらずで、しばらく道端で整列したまま静止していたが「これでは強制排除は無理」と判断したか、10分もしないで退散した。

一人の機動隊員が、救護班用のこの小さな日よけのパラソルを「撤去せよ」と迫っていたが、市民らの抗議であきらめて帰って行った。

再びテントの下へ集会の場所を移動。

糸満市から参加した若い女性3人組。「南部は普天間基地からも辺野古からも遠く、基地を感じにくい。いつも何かしたいと思いつつ何をしたらいいかわからなかったが、意を決して初めて参加した。報道では伝わらない現場の様子を肌で感じることができて、とてもよく理解できた。これからも自分にできることをしていきたい。子どもたちにもわかるように伝えたい」と、感想を語った。

辺野古ゲート前にはいろいろな差し入れが届く。果物やお菓子類、ミネラルウォーター、アイスキャンデイー、おにぎりなど、食べ物が多いが、傘やマフラー、簡易椅子など座り込みの必需品も少なくない。

今日の差し入れは「帽子」が10個ほど。

ゲート前のアイドル・島袋文子さんはとてもおしゃれ好き。差し入れの帽子がよく似合って、ご機嫌です!

2017年7月26日リンクURL