辺野古工事差し止め訴訟~第一回口頭弁論 裁判支援集会

辺野古の新基地建設を巡って、去る3月に「岩礁破破砕許可」が期限切れとなった後も工事を続けているのは違法だとして、沖縄県が国を訴えていた裁判の第一回口頭弁論が、今日(10月10日) 那覇地裁で開かれ、翁長知事が意見陳述を行った。

裁判に先立ち、午後2時から裁判所前で、市民による裁判支援集会が行われ350人が集まった。

 「新基地は絶対につくらせないという県民の強い願いを、私自身が先頭に立ち実現していく。とくに現場で座り込みに参加して闘っている皆さんの想いを背に受けて頑張ります」と、支援集会に集まった県民に、熱い思いであいさつする翁長知事。

今回の裁判は、3月に切れた岩礁破壊許可の申請が新たに必要なのかどうか、県が国を訴える資格があるかどうかなどが争われる。

また、今日は衆議院選挙の公示日、沖縄の4つの区にオール沖縄から立候補した4候補者が勢ぞろいした。

<赤嶺政賢前衆議院議員>

 

<照屋寛徳前衆議院議員>

 

< 玉城デニー候補前衆議院議員>

 

<仲里利信前衆議院議員>

4人そろって当選し、改めて沖縄の「辺野古反対」の民意を示し、翁長知事を支えていきたいと、それどれ決意を語った。

2017年10月10日リンクURL

今日(10月3日)の辺野古~沖縄だけの問題ではない!

今日は午前9時前に早々と機動隊による第一回目の排除があり、工事車両56台がゲート内に入った。

  まるで物でも運ぶように無造作に人々をごぼう抜きし運ぶ機動隊。

 機動隊は基地の中から出てきて、座り込みの排除が終わったら、また基地の中入り、休息をとる。完全に米軍と一体になって、抗議する市民に対峙している。

 栃木県から座り込みに参加した「平和と憲法を守る栃木県北の市民ネット」のメンバー11人。ここ辺野古で長野、東京から来た人たちと知り合い、2日間行動を共にしているという。

共同代表の男性は「辺野古新基地建設は沖縄だけの問題ではない。今日見たこと聞いたことを、栃木からも伝えていきたい。人間のへそはさまざまなものが集約される場所だ。まさに沖縄は日本のへそ、民主主義の原点だ。たびたび来られるわけではないが、思いは沖縄の皆さんと同じ。一緒に頑張りましょう!」と語り、今回は来ることができなかった仲間から託されたという寄せ書きとカンパ金を手渡した。

 

2017年10月4日リンクURL

沖縄国際平和研究所が閉館

1996年 知事応接室にて大田知事(当時)

 

 

元沖縄県知事・大田昌秀氏の死去に伴い、氏が遺した国際平和研究所が、9月いっぱいで閉館と聞き、最後にもう一度見ておきたいと思って訪ねました。

最終日の夕方、もう陽が沈み、辺りは暗くなりかけていましたが、滑り込みセーフで入れてもらいました。 すでに閉館時間が過ぎていたため、私の他にはマスコミらしい人が一人いただけでした。

住宅街のビルの一角、決して広くはないスペースに、一階は写真がところ狭しと展示され、2階は大田先生のプライベートな執務室となっていて、一般の参観者は入れませんが、2度ほどお邪魔したことがあり、ここにも大量の本や資料が詰まっていました。

自らの戦争体験を基に、生涯を沖縄戦の研究と平和の創造に献身された大田先生が遺したこれらの貴重な資料が、閉館後どうなるのかまだ決まっていないようですが、今後も多くの人たちの学びに役立てられるよう願ってやみません。

1998年、普天間基地の移設先をめぐって、「基地のタライ回しは認めないで!」とう伝える女性たちの要請を受ける大田知事(当時)

2017年10月1日リンクURL