11月15日の辺野古~海上から抗議~この命輝く海を埋めるのか!

6:30那覇を出発。今日もまばゆい朝日のシャワーを浴びながら、沖縄辺自動車道を辺野古へ向かう。

国は、13日から船による海上ルートでの石材輸送を続けながら、工事ゲートからのトラックによる搬入も続けている。この日も3回にわたって座り込んで抗議する市民を強制排除して、150台のトラックを入れた。

船への積み荷が行われる国頭村奥漁港でも市民らが抗議をして座り込み、積み荷を阻止する行動を行っているが、今回の海上輸送は、抗議する市民の分散を狙っているのではないかともみられている。

今日は、海上搬入のことが気になり、一回目のごぼう抜きの後、辺野古漁港から、抗議船に乗せてもらい、海に出た。

4~5か月ぶりの浜のテント、長い闘いの日数を刻む看板と、3匹のワンちゃんが出迎えてくれた。

 

抗議船「美ら海(ちゅらうみ)」に乗って、まずK1護岸の工事が行われている場所へ。

抗議船が近づくと、国に雇われている民間の警備船が、「ここは米軍への提供区域です。すぐに退去してください」と、何度も警告する。

工事が進んでいると喧伝されているK1護岸、だが砂浜からまだ2~メートルも進んでいないことが分かる。

 私たちが乗った抗議船「美ら海」は、水質汚濁防止のためのオイルフェンスに船体を接触させるようにして停めた。そこでは、数艇のカヌーと2隻の抗議船が、石材を投入し重機で固める作業に抗議の声をあげていた。

マイクを握っているのは、抗議船のスタッフ。黒いゴムボートの海保が、フロートを乗り越えて工事現場に近づこうとするカヌーメンバーを拘束しようとしていることに抗議をしている。私たちも「カヌー隊頑張れ!!」と声をあげた。

拘束され、海保のボートに乗せられてもなお抗議を続けるカヌーメンバー。

 フロートを乗り越えて中に入ったカヌーメンバーの一人は、海保にカヌーをとりあげられ、20~30分も、海保に腕をつかまれたまま、海の中に立たされていた。

 一人乗りの小さなカヌーを、高速で走り回るボムボートに数人が乗り込んで、体当たりするなどして海に落とす海保の乱暴な拘束の仕方が問題になっている。

ここはN5と呼ばれる場所。海岸にそって仮設道路の石積みがのびている。

この日は天気が良く、海も輝いていた。海底のジュゴンの餌場や海藻、サンゴまでが透き通った海水の下に肉眼で見ることができた。

これ(名前を聞くのを忘れましたが…)で、海の中をのぞくと海底まではっきり見える。

最近発見されたたハマサンゴの大きな群落(その一部)

白いハマサンゴにコバルトブルーの熱帯魚・ルリスズメが群がり美しいい!これが竜宮城なのだ!この海を埋めるというのか?!

10時~12時まで2時間近くの海上抗議を終え、浜のテントに戻ると、栃木県から修学旅行の高校生が、浜のテントで沖縄のことを学んでいた。

時代を担う若者たちが、何かを感じ取って帰ってくれたら、嬉しい。

 

2017年11月17日リンクURL

辺野古埋め立て 国、ついに海上搬入を開始

県民の辺野古ゲート前での身体を張った工事車両の搬入阻止で、工事が進まないことに業を煮やした国は、ついに13日から船による海上からの石材搬入を始めた。

昨年の高江の工事では、民間や自衛隊ヘリによる空からの資材搬入を行ったが、辺野古では海からの搬入である。なりふり構わぬ権力の無法、違法極まりない横暴に、県民の怒りは高まるばかりである。

<14日 琉球新報↑↓>

砕石を運んだ台船、一度にトラック200台分の砕石を積む容量があるが、奥漁港の入り口に座り込んだ地域住民や市民らの抵抗で50台分しか積めなかった上に、K9護岸での積み下ろしに3時間以上もかかり、作業が捗らなかったという。

 

2017年11月15日リンクURL

癒しのエネルギーワーク~キャパシター

”キャパシター”とは、スペイン語で「命を引き出す」という意味だそうです。

1988年、内戦終結後のニカラグアで傷ついた人々が、貧困、依存、トラウマ的ストレスに対処する中で、簡単なマッサージや体操によって、こころとからだの健康を、自分自身で保つことができるような方法を分かち合ったことから始まった技法だということです。

 

以来、世界各地の戦争や災害、性暴力などで苦しむ人々に、自らを癒す方法を伝えるワークショップを、世界44か国で行ってきたとのこと。

今日、午前10から午後3時まで、沖縄で初めて行われたキャパシターのワークショップに参加してきました。講師はキャパシターの創設者であり、心理学者で生命科学士のパトリシア・ケインさん。

内容は、ヨガや気功、指圧、太極拳など東洋医学の知恵と、タッピングなど西洋の医学理論を組み合わせ、トラウマからの解放やからだの痛みにの解消にとても効果的な技法として確立されています。簡単で分かりやすく、特に日本人にはなじみやすい健康法だと思います。

昼食を挟んで5時間のワークでしたが、あっという間に時間が過ぎていました。

<↑キャパシターの創設者・パトリシア・ケインさん。70歳とは思えないつやつやピカピカのお肌が印象的でした。先週ニカラグアから帰ったばかりで、沖縄でのワークの後は来週アフガンに行かれるそうで、元気に世界中を飛び回っている。>

キャパシターの特徴は、「上の者が下の者へ教えるのではなく、対等な立場で伝える。だから私は先生ではない。上下の関係で癒してもらうと、そこに依存が生じてしまう。自らを癒し、他の人も癒せることが大事」と、パトリシアさん。

昨日は辺野古、高江に行ってきたとのこと。「アメリカが世界中で戦争起こし、各地の紛争に加担していることが恥ずかしいと思い、自分にできることとしてキャパシターを始めたというパトリシアさん。

「米軍基地があることで、苦しみを受けている沖縄で、ぜひこのキャパシターが役に立ってほしい。広めてもらいたいと願っている」と、参加者に呼びかけていました。

2017年11月14日リンクURL