昨年、高江からの帰りに立ち寄った名護の市場で見つけて買ってきた一鉢が、花をつけてくれました。
夕方から夜にかなり強い香りを放ち、室内にあると甘くてよい香りが部屋いっぱいに広がります。
江戸中期に葉姿、花、香りと三拍子揃ったフウランの珍種や変種の収集が盛んになり、園芸品種をフウキラン(富貴蘭)と呼んで、大名や豪商など富裕層の間で栽培が楽しまれたそうです。
フウランの花色はピンクや緑、淡黄色があるようですが、私は白が好きです。
五枚の細い花弁が反り返り、唇弁を前に突き出した花の下に、距がゆるやかなカーブを描いて長く下に伸びた形をしています。
花言葉はいくつかあり、恋の成就、真の魅力、ため息、霊感、神通など。