沖縄の声 伝えて!~ 玉城デニー知事 訪米出発

玉城デニー知事は、辺野古の新基地建設に反対する県民の声を、米市民をはじめ、米政府や米議会の関係者などに直接伝えるため、今日午後アメリカに向け出発した。就任早々の訪米を激励しようと多くの県民が空港に集まり、見送った。

集まった県民を前にデニー知事は「今回の訪米の目的は、米国政府の高官に会うというよりも、就任のご挨拶を兼て、沖縄に心を寄せてくださっている方々や、故郷のことを心配してくださっている県人関係者、アメリカの市民に沖縄のことを直接伝えたい、繋がりを造りたい、という思いで出かけます」とあいさつ

 

駆け寄ったお孫さんを抱き上げて一緒に「頑張ろう!」のこぶしを握った。

市民らの激励を受けた後記者会見、出発ぎりぎりまで訪米の決意を語った。

「撤回」の執行停止や、工事再開など厳しい状況が続く中で、トレードマークの笑顔も消えがちと心配する声もあったが、訪米出発を前に、いつものデニースマイルを見せた。

もう一人のお孫さんとハイタッチ!、見送りの人々の中にお連れ合いを見つけて駆け寄りハグするデニー知事。周囲に拍手と笑顔が広がった。

 県民の期待を背に出発したデニー知事、ニューヨーク大での一般人向けの講演やワシントンでの政府、議会関係者との面談を調整している。帰国は16日夜の予定。

2018年11月10日リンクURL

闘う決意新たに!~ 今日(10月7日)の辺野古

「撤回」で工事が止まったため休止していた平和市民連絡会の辺野古行バス早朝便(毎週水・土の6:30)が、今週から再開され、朝日を眺めながら辺野古へ向かう。

 

 

 

 

 

朝日を浴びるとエネルギーをもらえて元気になるような気がする。それにしても、今日はいつになく朝日が大きく感じられた。

8時前に辺野古へ到着。久しぶりの早朝辺野古、少し空気感が変わっていた。

台風で傷んだテントの修復が進行中で、柱やベンチがピンク、ピンクにかわいらしく変身!

しかし、国の欺瞞的な弾圧に対する、県民の闘う決意は変わらない!

工事用ゲート前でしばらく集会を行った後、そこから歩いて10分ほどのところにある第三ゲートへと移動。

「撤回」の執行停止で海上では、工事再開に向けてフロートの再設置などの作業が行われており、抗議船とカヌーチームが、抗議活動を続けている。

海が見える第三ゲートから、海保の不当な拘束や弾圧を受けながら頑張っているカヌーチームに声援を届けるためである。

金網越しに、海保追っかけられているカヌーや抗議船の様子が見える。

「カヌーチーム、辺野古ブルー頑張れ!」「ゲート前がついてるぞ!」と海に向かって声を上げた。そのまま第三ゲート前で集会を継続。

 

気仙沼から7名で参加した9条の会の皆さん。

11時には、那覇島ぐるみのバスも到着して100名近くに増えた人たちが、海上に向かって声援を送り続けた。

所用があり私は午前中で辺野古を引き上げたが、午後にはハワイの県人会関係者24名の参加もあり、第三ゲート前は、ますますにぎやかになったという。

県民は「撤回の執行停止」にもめげず、決意も新たにゲート前の闘いの強化を進めている。

2018年11月8日リンクURL

「海路絶たれ国窮地」 ~ 辺野古埋め立て土砂搬出できず

3日、沖縄タイムスの見出しは痛快! 辺野古の埋め立てに使う土砂は海路でしか運べないことになっている。その積出港が本部・塩川港である。

塩川港は県の管轄下にある港だが、運営は本部町に委託されていて、これまで護岸工事に使われた捨て石などの資材も多く(一日10トントラック300台~400台分)がここから運び出されていた。

しかし、沖縄県の「埋め立て承認撤回」によって工事がストップしている間に、港の使用期限が切れてしまった。沖縄防衛局が改めて使用許可を申請したところ、台風による岸壁の破損により、本部町の使用許可が下りなかったというものである。これにより、辺野古の工事が大幅に遅れることは免れない。

<11月3日 琉球新報>

 本部町が塩川港の使用許可を受理しなかったことに対し防衛省は、岩屋防衛相が「沖縄県が指導した」と記者会見で根拠のない発言し、「県が妨害したと思わせるための意図的な印象操作」だと県民の怒りをかっている。

 塩川港の岸壁破損は、直接的には台風被害だが、市民グループの土木専門家は「辺野古への石材などの積出で、これまで一日300台も400台もの重量積載のトラックが往来したことが破損を促した」と見解を示している。

しかし、これまで国は数々のとんでもない違法行為を重ねて辺野古の工事を進めてきており、今後どんな圧力が本部町にかけられるか懸念されている。早速、視察と称して沖縄担当大臣が塩川港を訪れている。

 

2018年11月6日リンクURL