薄めても有害は有害 ~ 福島原発汚染水海洋放出止めよう!

 24日(木)は午後五時から県庁前で行われた福島原発汚染水放出抗議集会(リレートーク)に参加した。

 県内の平和、人権、環境保護の市民団体が開いたもので、市民およそ50人が参加して、それぞれの分野から汚染処理水の海洋放出の危険性について、道行人々にリレートークで訴えた。



 

 

 

 「政府は安全性を強調しているが、汚染水にはトリチウムだけでなく、放射能を帯びた様々な化学物質が含まれ、薄めても食物連鎖で人間の身体に入り、蓄積されていく。安全性は誰にも補償できない」

「世界は海によって結ばれており、誰一人無関係の人はいない」

「国は嘘をついた!漁業者の承諾なく汚染水を海に流すことはしないとの約束を反故にした」など。

 集会の途中、最高裁が辺野古埋め立ての設計変更をめぐって沖縄県が訴えていた裁判の棄却を決定したとのニュースが伝えられた。予想はされていたが、国家権力の横暴の極み。福島原発事故への対応と根っこは一緒である。

 この国は、国民を置き去りにして、いったいどこへ行こうとしているのか!

 

 オール沖縄県民会議では、明日「辺野古・関与取消訴訟の最高裁判決への緊急抗議集会を開催する。

日時:8月28日(月)12時15分〜
場所:県庁前県民広場
主催:オール沖縄会議

 

 

 

2023年8月28日リンクURL

軍事費を増やすほど戦争に近づく ~ 今日(8月23日)の辺野古

 年齢と共に暑さ寒さが身に応えるようになってきた。それに汗っかきになった。これまでは、どんなに暑くっても汗をかかず「いつも涼しい顔してるね」と、よく言われたものだが…。

 辺野古に来る日だけは、いい天気が恨めしい。とにかく暑いし熱い。背中から滝のような汗が流れる。

 9:00前、今日一回目の座り込み。今日は阿波、塩川での行動がないため、そちらへ行く予定の人たちも辺野古へやってきて、朝一番から40名超の大人数での座り込みとなった。




 台風6号の上陸以後、安和、塩川での土砂積み込みがなくなり、抗議行動も休みとなっている。あの猛烈台風で、辺野古崎の二つの護岸(K-8、k-9)が決壊し、運搬船が接岸・荷揚げできないからとみられている。もちろんこんな不都合なこと政府が発表するわけないから、あくまで推測だが、かなり信ぴょう性のある話だ。

 

今日塩川に行くはずだったうるま市民会議の照屋共同代表。「毎朝新聞を広げると、まるで戦前の新聞だ。日米政府は、沖縄を何だと思っているのか!アメリカが中国を抑えるために沖縄に基地をつくる。しかも金を出すのは日本だ。

 来年度の軍事費は7兆7千億円。人々が暮らしにあえぐ中で、軍事費だけが特別枠で底なし。軍事費を増やして平和になるならまだわかるが、軍事費が増えるほどどんどん戦争に近づいている」と。

 

 今日は11時の第四ゲートの抗議行動もなかったので、PFAS問題国連行動の報告など、参加者同士テントの下での交流が続いた。

 私は午後から沖縄市での日程が入っていたため、2回目以降の座り込みには参加できなかった。

 

 

 

2023年8月23日リンクURL

強力台風の余波続く ~ 今日(8月16日)の辺野古

 雨が心配された今日の辺野古。明け方那覇の自宅を出るとき少しパラついたが、その後は終日雨が落ちてくることはなかった。

 東京の友人から「沖縄より暑い東京…」と残暑見舞いの便り。確かに今日の辺野古も、雨が降ることもなく、カンカン照りになることもなく、ほどよい座り込み日和だった。

8時すぎ辺野古へ到着すると、出迎えてくれたのは、なんと!月桃の花。台風で生命の危機を感じたのだろうか、季節外れの花を咲かせていた。

 今日ゲート前での一番の話題は、ハワイ・マウイ島の大規模火災のこと。沖縄県人の多い島である。まるで戦場のような、戦争以上の悲惨な状況にことばも出ない。

 名護市議の大城敬人さんが「戦後灰燼に帰したふるさと沖縄の復興に、ハワイの県人たちは多大な援助をしてくれた。その恩返しの思いも込めて」と、救援基金の呼びかけを行った。 

 「戦争をする金があるんだったら、もっと世のため人のためになるようなことに使おうよ!」

 夏休みということもあってか、家族連れや学生のグループが3組も参加してくれた。若い人がいるだけでその場に自然と活気がでて、元気が湧いてくる。 


 11時前の第四ゲートでの座り込みはなく、正午前の今日2日目の座り込み。

 ゲート前で監視を続けるスタッフの報告によると、埋め立て地の工事は台風の後ほぼ止まったまま。第9護岸や第8護岸で、台風による崩壊がかなりあり、修復が行われないと、本来の工事が進められないのでは、という。そのためか、台風後は資材搬入のダンプの数が極端に少ない。今日も一回目は10数台だけだった。

 水曜日名物ランチバイキング。それぞれが持参した弁当を並べて分け合って食べるだけだが、和気あいあいと楽しいので、美味しさも倍増する。食後のデザートにケーキやドラゴンフルーツのアイスクリーム、コーヒーまであって、はじめて参加した人が、「フルコースですね!」と目を丸くしていた。

 

 

 

 今日は午後3時の資材搬入はないとのことで、昼食後に解散となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

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