性暴力事件で女性が訴えても、加害者が無罪になる判決が続いたことことから、女性たちが抗議の声を上げる「フラワーデモ」への共感が全国に広がっている。
沖縄でも、11日19時から、県庁前の県民広場で初めてのフラワーデモが行われた。
「声を上げた勇気に花を!」と、手に、胸に、帽子に花をかざし200人の人たちがつどい、その「声」に寄り添った。
「13歳のとき性被害に会い、その後50年間も時間が止まったままだった」
「17歳で米兵に車の中でひどい目にあった。誰にも言えず、やっとこのことが語れるようになったのは60歳を超えてから。今でも車に乗っていて動機がして呼吸が苦しくなったりする」
「声を上げた人に寄り添い、その勇気を支えてください」
「共に社会運動をしている仲間から性暴力を受けた。その人が立派な社会運動家だったから、私が声を上げることで運動がつぶれると、私の方がバッシングを受けた。それは絶対におかしい」
「親しい友人が性被害に会い、心を病んで重いうつ病で苦しんでいる。友人として自分に何ができるのかと悩んでいる」
呼びかけ人代表の高里鈴代さんが「身近な人から被害を打ち明けられたら、まずは ”あなたは悪くない”と声をかけてあげて下さい」と応え、強姦救援センターやワンストップセンターなどのサポートが受けられる機関があることを紹介した。
フラワーデモは、法改正の検討会が開かれる来年3月まで、毎月11日に行われる。