子どもたちの未来に基地はいらない! ~ 今日(9月25日)の辺野古

 25日(水)、7:00那覇発の早朝バスで辺野古へ向かう。

 天気予報には雨マークはなかったが、途中チラつき始めた雨に、辺野古専用のリュックから、わざわざ雨具と取り出しておいて来てしまった私は「雨がひどくなったらどうしよう!」と少し心配になった。

 幸い雨はすぐに収まり、暑くもなく寒くもなく、絶好の座り込み日和になりそう。

 県民による辺野古ゲート前の新基地建設を認めない非暴力の抵抗は、この日1907日目を迎え、この7月1日から6年目に突入した。

 9時少し前、一回目の搬入に備えておよそ30人が座り込んだ

 いつもの抵抗の歌を唄う間もなく、上(北)の方からミキサー車が、下(南)の方からは空のダンプカーが列をなしてやってくると、彼らを基地の中に誘導するために、機動隊が私たちを強制排除(ごぼう抜き)しに、これまた列をなしてやってきた。

 

 10時過ぎ、2回目の搬入までは、メインゲート前のテント下に戻って休息をしながら集会を続ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

     

 土木技師で、ドローンプロジェクトの奥間さんが、これまで辺野古新基地建設の数々のまやかしを暴いてきたドローンの活躍をアピール。このほどドローンで撮影した動画や写真のDVD(上映権付1万円)が完成、「学習会などで活用してほしい」と紹介した。

 カナダから来たというこの若者は父が沖縄出身、カナダ人の母との間に生まれた。「父の故郷・沖縄が大好き。こんな美しい海を壊して軍事基地を造るなんて、信じられない」と嘆いた。

 12:00、2回目の搬入には65名が座り込む。埋め立て現場での台風の事後処理がまだ終わらないため、安和や塩川からの土砂搬出ができず、抗議行動も中止になったことから、この日は安和や塩川に行く予定の人たちが辺野古に合流してにぎやかになった。 

 この日は10台ほどの自家用車がゴーゴードライブ(ノロノロ運転をすることで、信号機のない工事用ゲートからダンプが道路に出てくるのを遅らせる作戦)をしていたが、参加車両を強引に停め、免許証提示、職務尋問でいじめる警察。

 結局、今日(25日)も9時、12時、午後3時の三回にわたって合計200台近くのミキサー車や作業ダンプが入った。(それでもいつもより少なめ)

 

2019年9月26日リンクURL

みんなで力を合わせて台風対策 ~ 今日(9月20日)の辺野古

 またまた台風である。
 金曜日、平和市民連絡会は「安和」桟橋の担当であるが、高波により既に一昨日から土砂を運ぶ船が避難体制に入っており、今日はトラックによる桟橋への土砂搬入の動きもないとのことで、急遽辺野古ゲート前へ行く先が変更になった。

 今朝は、7:00のバスは運休、9:00発のバスで辺野古へ向かう。

 <辺野古のゲート前座り込みは1900日を超えた>

 10過ぎ辺野古へ着くと、今日一回目の資材搬入はいつもの通り9時に資材や小岩などを積載した3ダンプ30台ほどが入ったという。

 しかし、2回目以降の搬入はないとの通告があり県警の車両も帰ったので、テントの屋根のカバーをはずすなどの台風対策が始まっていた。

 みんなで力を合わせて、屋根カバーをたくし上げ、風で飛ばされないよう支柱に縛り着ける。

 イスや机も一か所にまとめてバーをかけ、横のモクマオウの大木に括りつける。

 張り子のジュゴンちゃんも、飛ばされないようしっかりと縄で固定された。

 すっかり丸裸にされて骨組みだけになってしまった座り込みテント。なんだか物悲しい。

 一通りの台風対策を終え、11時過ぎバスは辺野古を離れたが、辺野古へ着いてまだ1時間しかたっていない。今朝のバスには県外からの若者が1人乗っていたので、彼のためにも先日「米軍に民間港を使わせない」として、市民と労働組合がスクラムを組み米軍車両を追い返した本部港に行くことに。

まるで見ていたかのように、私たちがバスに乗り込んで走り出した途端、雨が降りはじめた。

 20分ほどで本部港に到着。その日、港の入り口では市民らが、構内では港湾労組の仲間たちがスクラムを組んで座り込み、数時間の攻防戦の末、米軍車両(三台)を追い返した。県警も手出しできなかったと、当日参加していた人から臨場感あふれる報告があって、バスの中で拍手が起こった。 

 時折り突風や激しい雨に見舞われ、刻々近づいているであろう台風の気配を感じる。が、不思議なことに私たちがバスを降りる場所では雨が上がる。乗り込むと降り出す。実にありがたい。

 帰途、安和桟橋や塩川港にも立ち寄り、途中許田の道の駅で昼食のため30分ほど休息をとった後、午後2時過ぎ那覇に戻った。

2019年9月20日リンクURL

 米軍に民間港使わせない ~ 市民の抵抗で米軍退去 

 米軍海兵隊が、伊江島でのパラシュート降下訓練の一環で、本部港を使用すると通告してきたことに対し、市民や港湾労働者が怒り、17日、18日と訓練に使うボートを積み込んだ米軍車両の前に座り込んで抗議、米軍を追い返した

 米軍の使用通告に対し、港を管理する本部町は「民間の港を、米軍が訓練に使用するのは危険だ」として、自粛を要請していたが、海兵隊は自粛要請を無視して強行しようとしたものである。

 <18日 琉球新報より↑↓>

 労働組合が春闘などでストライキが打てなくなって久しいが、今回は市民との連係プレイもあり、見事に自分たちの働く職場を、身体を張って守った

 

2019年9月19日リンクURL