パレスチナに連帯しよう! ~ ヨルダン川西海岸併合抗議集会

 イスラエルによるヨルダン川西岸併合に対する抗議集会が、昨日(3日)18:00から、県庁前の県民広場で開催された。

 わずか3日前に急遽呼びかけられた緊急の集会だったが、50人ほどの人たちが駆け付けた。

 6人の呼びかけ人が、それぞれにパレスチナの問題に沖縄が関わる意義について語り、「イスラエルによって土地を収奪され、人権を抑圧されるパレスチナ、そしてその背後に自国の利益のために双方の対立を仕組むアメリカがいる。

 イスラエルを日本、パレスチナを沖縄と言い替えれば、全く同じ構図。その背後で糸を操るのがアメリカであることも同じ。沈黙は共謀と同じ。パレスチナに連帯の声をあげよう!」と呼びかけた。

 そして、「イスラエルは、祖国なきユダヤの民が、何世紀もの流浪の末に建国したユダヤ人の国、と私たちは思いがちだが、イスラエル以外の国々に住んでいる多くのユダヤ人は、いまのイスラエル国を認めていない。

 パレスチナ問題は宗教、民族問題と見せかけられているが、そうではない。かつては三つの異なる宗教の聖地が同じ土地にあり、宗教や民族の違いを超えて、みんなお互いに助け合い、仲良く暮らしていた。侵略の口実ために作り上げられた、まさに政治の問題である」と訴えた。

 

2020年7月4日リンクURL

辺野古新基地護岸 震度1で崩壊 ~ 施工中にも崩壊の恐れ

 このところ辺野古の新基地建設に関連して、県民の抗議行動が元気になるようなニュースが続いている。

 

<7月3日 琉球新報 ↑↓ >

 さらに、ポスト安倍の総理候補として一番人気の石破茂元防衛相が、「辺野古新基地」に「進めるだけが解決策ではない」と発言、安倍総理のお膝元の自民党内からも疑義が出始めている。

2020年7月3日リンクURL

緊急!「イスラエルのヨルダン川西岸併合」に対する抗議集会 

 沖縄でも「「イスラエルのヨルダン川西岸併合」に対する抗議集会が、明日開かれます。

<呼びかけ人からのメッセージ>

イスラエルによる パレスチナの併合に反対する緊急行動

 1948年のイスラエル建国以来、パレスチナを占領し、住民は家や土地を奪われ、数百万人もの人々が難民生活を強いられてきました。それは沖縄が米軍占領によって田畑を奪われ、ムラムラを追われた歴史と酷似しています。

 2020年5月17日に大連立政権を樹立したイスラエルのネタニヤフ首相は、ヨルダン川西岸のユダヤ人入植地やヨルダン渓谷の一部を併合するための法整備を7月1日から進めるとしています。これに対して、国連のグテレス事務総長は「占領地自国領への併合は国際法違反とされており、イスラエルとパレスチナの2国家共存の見通しを著しく害している」と警告し、イスラエル側に併合計画の放棄を求める(毎日新聞 6月29日)としています。

 一方、併合については、アメリカのトランプ政権の後ろ盾があり、一月に中東和平案の中で認定しています。これに対し、パレスチナのがガザ地区では数千人が抗議しています。

 2003年、沖縄を訪れたパレスチナの弁護士ラジ・スラーニ氏(パレスチナ人権協会主宰)は、講演の中で「世界の人々はパレスチナで起こっている人権侵害を見て見ぬふりをしている。それは『沈黙という共謀』だ」、という強烈な言葉を残されました。

 私たちは、「沈黙」ではなく、「行動」を起すことによってイスラエルのパレスチナの併合に反対の声をあげましょう。明治政府によって沖縄が、日本に併合され、今日、米軍基地と自衛隊基地に囲まれたオキナワです。

イスラエルによるパレスチナへの強制「併合」を許してはなりません。

緊急の抗議行動ではありますが、各自、プラカードなど持参できる方はお願いします。横断幕は準備します。

時: 2020年7月3日(金曜日)  午後6時から一時間ほど。

場所: 県庁前県民広場

主催: イスラエルによるパレスチナ併合に反対する沖縄の会

<呼びかけ人>

高里鈴代(基地・軍隊を許さない行動する女たちの会)

城間勝(市民運動家)

河野道夫(読谷村住民自治研究会)

上間芳子(沖縄恨之碑の会)

西 泉 (沖縄大学教員)

安里英子(沖縄とパレスチナを結ぶ会)

2020年7月2日リンクURL