「武器を使って何を守るのですか! 」 千葉からの熱いメッセージ ~ 11月8日の辺野古

 6:30モノレール安里駅からの風景。朝焼けが美しい。ワンシャッターでは収まらず、写ってるのは半分だけ。まるで火の鳥か龍が飛んでいるような絵が出現していた。なんかいいことありそうな朝だ。

 辺野古へ向かう貸し切りバスは、久々の満席だった。

 9:00一回目の座り込み。黙々と、淡々と。目をつぶって座っている人の姿が、瞑想のようにも見える。私自身もときどきそのような気持ちになる。世界の軍事情勢は、いまやもう祈るしかないような状況だ。

 

 

 

 

 一回目の座り込みの後、県外からの友人を案内して、久々に浜のテントに行った。外国からのグループが、辺野古の闘いについて説明を受けていた。

 このブログで何度か紹介したが、千葉県から「辺野古で頑張っている人たちへの応援に」と、年2回も手作りの梅干しを送ってくださる女性たちがいる。その中心となっているリーダーのOさんが、グループの皆さんからの寄せ書きとカンパを持って、ゲート前を訪れた。

 

 

 

 

 

寄せ書きに書き込まれた言葉が熱い。沖縄出身の方もいらっしゃる。国会請願署名や南部土砂問題に対する、地方議会への決議要請行動など一生懸命駆け回っているそうだ。ふるさとへのあふれ出る思いに、涙が出そうになる。

 Oさんの来訪は事前に予告していたこともあり、これまでの梅干しへの返礼にと、庭のシークワーサーをもいで持ってきてくれた人、海洋深層水と沖縄ハーブでつくった手作りの化粧水を持ってきてくださった方もいて、テント下では心通う交流の輪が広がった。

 コロナ禍が収まり、県外からの参加も増えてきた。「歌で平和を創ろう」と全国から集まったというグループ。いつも歌の絶えない水曜日の辺野古ゲート前だが、また新たな平和の歌声が響いた。

 正午前、2回目の座り込み。私はこの後、次の日程のため、後ろ髪惹かれる思いで、辺野古を後にした。

 不屈の座り込み「3412日目」の辺野古から

 

 

2023年11月9日リンクURL

奥深い感性の海に想い漂う ~ 照屋勇賢個展

 いま、世界的に活躍する郷土出身のアーチィスト・照屋勇賢さんの個展(23/11月3日~24/1/21 )に行ってきました。 

  照屋勇賢さんと言えば、その名を知らない美術音痴でも、佐喜眞美術館でオスプレイや降下訓練の落下傘、戦闘機をデザインした紅型衣装の作品に触れ、感動した人は多いと思います。

 いまや国内各地の美術館のみならず、ニューヨーク、ロンドン、ベルリン、オーストラリア、ワシントン、ハワイなど世界の公的な博物館・美術館にその作品が収蔵され、今年は大英博物館への収蔵も発表されています。

 私も、友人の息子さんというご縁で幼いころからの勇賢さんを知っていますが、こうして本格的な個展に接するのは初めてです。

 作品の一つ一つが、こちらの思惑と感性を大きくはみ出して、深い海に漂い彷徨う感覚に溺れそうになりました。ことばで説明などできません。

 写真は、持ち主のわからない戦没者の遺品。とてつもない値札が付いています。売るわけではないのはわかります。ではなぜ値札が付いているのでしょうか?野暮と知りつつ、学芸員の方に尋ねずにはいられませんでした。「そこから何かを感じていただきたいのではないでしょうか」との返事でした。だからアートなんでしょうね。

 もう一つ驚いたのは、展示作品のどれも、見学者に写真撮影が許されていることです。誰にもまねのできない、技術だけでは盗み取ることのできない感性と思想を生んだ才能への、深い信頼があるからだろうと思います。

 勇賢さんの作品には、接する人をも覚醒させる何かがあります。ぜひお出かけください。

 

 

2023年11月7日リンクURL

いま私たちができることを 未来世代のために ~ 国による代執行許さない県民大集会

 オール沖縄主催「国による代執行許さない玉城デニー知事とともに地方自治を守る県民大集会」が、5日玉城デニー知事も参加して開催された。会場の北谷ドームには、1800名の県民がが詰めかけた。

 大歓声と拍手に迎えられて会場入りする玉城知事。いつもの笑顔だけでなく、全身に並々ならぬ決意がみなぎる。

 開会のあいさつは稲嶺進オール沖縄共同代表。「地方を犠牲にして成り立つ公益などありえない。デニー知事は民意を背にはっきりと不承認を表明した。今度は我々県民が総力を挙げて知事を支える番だ。ならんせーならん(できないことはできない)と県民心を一つにしてがんばって行こう!」

若者代表:神谷美由希さん。「玉城知事がここまで頑張って闘っていることに感謝する。私たちが選んだ知事だ。若者もシニアも共に行動して支えていく。玉城知事と一緒に、後世に誇れる沖縄を作り上げたい。私たちならできる」

労働組合代表:大城悟自治労県本委員長「県民は本当に力強い闘いをしてきた。2019年の県民投票で70%以上が反対した民意は、何一つ揺らいでいない。二度と沖縄を戦場にさせない、という玉城知事の思いを私たちが強く受けとめ、これからの行動をみんなでつくっていこう」

 県代理人:加藤裕弁護士「国は、知事が公有水面方に違反していると言い、その根拠は9月の最高裁判決だとしているが、判決はそんなことは言っていない。その判決を根拠に公水法違反なんて、そんな手抜きな訴状はない。裁判所をもバカにするようなことを国はしている。ちゃんと根拠を示すべきだ」

 そして玉城デニー知事。

 「私たちは現実と道理を重ねて、代執行に対し沖縄県民が未来へ間違った判断をしない、いま私たちができることをしっかりとやっていくと示した。私が皆さんの矢面に立つ。どんな矢のような言葉が飛んで来ようと、しっかり受け止める。政府に対しても対話の道を閉ざさず、みんなと共に歩みたい。沖縄県民は、ここぞというとき心を一つになるということを見せていきたい。わったー、負きて一ないびらんどー!一緒にがんばって行きましょう!」。

 デニー知事の力強い決意表明に、北谷ドームが湧いた。

 代執行訴訟の判決は、早ければ年内にも出され、県が負ければ、大浦湾側の工事が開始される。判決後どう闘うかが大きな問題となってくる。敗訴に怯むことなく「新たな承認取り消し」を!と市民側は訴えている。

 

※ 昨日アップしたつもりが下書きにはいったままになっていました!!(涙)

 

2023年11月7日リンクURL