4・28屈辱の日県民集会

4月28日は、1952年に対日講和条約が発効され、沖縄が日本から切り離された日。

沖縄県民が「屈辱の日」と位置付けるこの日を、安倍政権は「主権回復の日」として祝賀の式典を開いた。
沖縄を人質に差し出して米軍の占領から抜け出したことに何の痛みも感じていないことがよくわかる。
しかも、沖縄から見れば、なんでもアメリカの言いなりの日本が、本当の主権国とは、とても思えない状況でだ。

この日、辺野古のゲート前では「4・28県民屈辱の日 県民大行動・大集会」の取り組みの一環として、午前6時ごろ、議員団を含む約300人の市民が集結。名護市の稲嶺進市長も駆け付け「今日は沖縄県民にとっては屈辱の日だ。今も(国は)県民を足蹴(あしげ)にして(基地建設を)強行しようとする。行政の立場からあらゆる手段を用いて辺野古を止める。共に頑張ろう」と訴えた。

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また、午後6時からは県庁前の県民広場で、3000人規模の県民集会を開催した。
雨の中(なぜかこの日はいつも雨になる)、立錐の余地もなくぎっしりと県民広場を埋め尽くす人々。道路反対側のデパート前の広場、建物の階段も人の波。

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折しもワシントンでは同じ時刻頃、日米首脳会談が行われている。「安倍・オバマに届け」と壇上の各発言者の訴えに大きな拍手が湧く。

降り続く雨にびしょ濡れになりながら立ち去る人はなく、集会は7時過ぎから国際通りへとデモ行進に移った。

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GWの観光客がにぎやかに行き交う国際通り。
沿道や車から手を振る人、沿道から飛び入りでデモ行進へ参加する人
店の中から飛び出してきた若い店員が、にわか作りの「新基地反対」と書いた段ボールのプラカードをかざして、デモ行進にエールを送る姿が印象的だった。

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デモ終点の牧志御拝公園で流れ解散となり、デモってきた道を折り返して歩いてきたが、デモは延々と続き、終了時間の8時を過ぎてもまだ、最後尾のひとたちは、出発地点を少し過ぎた当たりを歩いていた。

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