辺野古の花~モクマオウの花にビックリ!

いやー!びっくり!生まれて初めて「モクマオウの花」を目の当たりにしました。正確には「モクマオウの雌花」と言わなければならないようですが、沖縄の植物には多少詳しいつもりの私も、モクマオウにこんな花が咲くとは、これまで知らなかったのです。

モクマオウは、木自体が雌雄別株で、私たちがこれまでモクマオウの花と思っていたものは、雄株の花だったようです。

アップするタイミングがずいぶんずれてしまいましたが、4月18日座り込みに行った辺野古で出会いました。(ので、沖縄中どこにでもある木ですが、あえて辺野古の花と呼ばせてもらいました)。

ゲート前の座り込みテントを覆うようにして木陰をつってくれているモクマオウの大木です。何気に見上げたら、青空に映える赤い色。はじめは別の樹の枝が絡んでいるのかと思ったほどです。

どうやら「モクマオウの花らしい」とわかってカメラを構えたり、香りを嗅いだりと、みんな大騒ぎ。その場に居合わせた誰も、これまでモクマオウの赤い花を見たことがなかったのです。

モクマオウ(木麻黄)は、沖縄の海岸沿いなどによく見かける常緑樹、結構大木になります。県外の人によく「松ですか?」と聞かれます。松葉のように見えるのは枝で、葉は退化して、その枝の節目をぐるりと巻くように2ミリ程度の棘のような小さな葉が6~8枚ついています。

熱帯地方に広く分布しいて、沖縄には1900年代の初めごろに、防潮林・防風林として、台湾から移入されたそうです。

5月16日現在、辺野古テント村の赤い花が咲いていた枝には、1~1.5センチほどの小さな松ぽっくりのような実がぎっしりとついています。

2018年5月25日リンクURL