拘束した人々をトイレにも行かせない目に余る人権侵害~今日(4月25日)の辺野古

6日間連続500人大行動3日目の今日(4月25日)

初日に5時間半もダンプを止められたことから、機動隊は2日目の昨日からは、抗議の座り込みができないよう大型の警察車両を道路にはみ出して駐車している。

私たちが辺野古に到着した午前7:45にはすでに、ケート中央の警察車両の前には機動隊が、民間警備のアルソックと共に二重三重になって整列していた。

仕方なく抗議の人々は道路に座り込むしかない。時間の経過とともに抗議の人たちが増え、道路に座り込んだ人々はメインゲートの手前まで片道一車線を埋め尽くした。

すると機動隊は、一人ひとりをごぼう抜きして檻に閉じ込めるのでは時間がかかりすぎるので、座り込んでいる200人ほどの人たちを、大型警察車両(通称カマボコ)を5台並べ、道路ごと囲い込んで一挙に拘束した。

昨日は、檻に囲い込んだ人たちを3時間も拘束し、トイレにも行かせなかったという。今日も同じ作戦に出た。人権侵害だと弁護士を通じて抗議してもなお、1時間以上拘束を続けたうえで、やっと「トイレに行った人がまた檻の中に戻ってくること」を条件にトイレに行くことを認めた。

トイレから帰ってきた人たちは、自分たちが檻に戻らないと、次の人たちがトイレに行けなため、屈辱的な思いをしながら、檻に戻ることを余儀なくされた。

前名護市長の稲嶺さんも連日座り込みに参加、ごぼう抜きにされ、檻に閉じ込められた。

車いすも容赦しない。

基地の中から、米兵と工事関係者とみられる人たちが高見の見物。時折抗議の人たちを指さして笑い合っているのがなんとも腹立たしい。

残念ながら、強制排除がはじめって1時間20分ほどでダンプが基地に入り始めた。

それでもなお、檻に囲い込んで拘束した人たちを開放せず、エンジンかけっぱなしで、身動きできない人たちに排気ガスをまき散らす警察車両。

これ以上はの拘束は、健康上も限界だとの現場リーダーの判断で、ゲート前での抗議を中断し、いったんテントに引き上げることになった。

初日700名、二日目800名、今日も800名と県内だけでなく県外からも多くの方々が参加、平和市民連絡会の早朝バスも満席だった。平和市民連絡会では、6日間行動の期間中、毎朝6:30那覇発の大型バスを運行中。

また今日は海でも、護岸工事開始1年目ということで、カヌー80艇、抗議船7隻で150人が海上に繰り出し、浜でも270名が抗議の声を挙げる大規模な海上座り込み行動が展開された。

2018年4月25日リンクURL