速報・辺野古工事差し止め訴訟 県敗訴~ 問答無用の門前払い

辺野古での新基地建設工事を巡り無許可の岩礁破砕は違法として、県が国を相手に岩礁破砕の差し止めを求めた訴訟の判決が、今日(13日)午後3時、那覇地裁で言い渡された。

森鍵一裁判長は、県には国を訴える資格はないとして「本件を却下する」と、わずか数秒で判決を言い渡し、すぐに席を立った。他には何の説明もなく、問答無用の門前払いだった。
また、判決が出るまでの差し止めを求めた仮処分の申し立ても却下した。

裁判所に入る県幹部と県側弁護団>

翁長知事が訪米中で留守のため、激励の事前集会などは行われなかったが、傍聴券が得られなかった多くの県民が裁判所前で裁判の結果を待っていた。

県と弁護団は、判決を受けて午後4時から、マスコミだけでなく一般市民にも開放する形で県庁ロビーで記者会見を行った。

          <市民にも開放して行われた記者会見>

弁護団は「今日の判決は司法権の放棄である」と語り、県の知花公室長は「判決は残念だが、(県の訴えや国の主張に対しても)一切なにも触れていないので、県の姿勢もこれまでと何も変わらない」とコメントした。

翁長知事は、裁判の結果を受け、今晩9時(日本時間13日)にワシントンで記者会見を行い声明を発表する。

 

2018年3月13日リンクURL