活断層条例の制定で新基地建設を阻止しよう!

14日はゲート前の座り込みの後、夕方から那覇で行われたオール沖縄会議主催の「辺野古沿岸域 活断層シンポジウム」へ行った。

辺野古・大浦湾に直下型の活断層の可能性が非常に高いとの専門家の指摘に対して、国は調査した地質資料を全く公表しないまま、「活断層はない」と否定し続けている。

シンポジウムのパネリストは、
目崎茂和 三重大学名誉教授(自然地理学・珊瑚礁学の専門家)
加藤祐三 琉球大学名誉教授(岩石学・防災地質学の専門家)
立石雅昭 新潟大学名誉教綬(地質学・体積地質学の専門家)

三人の専門家がそれぞれに「辺野古の活断層の存在は否定できない」と指摘し、国はかなり長期間、綿密に調査をしていながら、その結果を全く公表していないことを批判した。

 <活断層は新基地の滑走路予定地の真下を通り、二本の活断層に挟まれる位置に、核も貯蔵されていると言われる辺野古弾薬庫がある>

特に立石 新潟大学名誉教綬は、これまでに島根原発と柏崎苅羽原発で、電力会社と国が、活断層の存在を隠して原発を建設したが、実際に中越地震が起こり活断層を認めざるを得なかくなった経緯などを紹介。

アメリカや徳島県の事例を挙げ「沖縄周辺で巨大津波を伴う巨大な地震が発生する可能性が危惧されている。原則として人間が居住する建造物を活断層上につくることを禁止する活断層条例を、沖縄県でも制定し、新基地建設を止めるるだけでなく、基地撤去そのものを迫ろう」と提案した。

国民の命より金儲けのための原発や基地のほうが大事とする国の姿勢は、今も昔も変わっていないというこの国の悲しい現実を、改めて思い知らされるシンポジウムだった。

 

2018年2月16日リンクURL