二日目の6月23日は、沖縄「慰霊の日」。 この日は、摩文仁・魂魄の塔前で行われる「国際反戦沖縄集会」に参加することになっているが、その前に、韓国で制作されたドキュメンタリー映画「ホストネーション」を観た。
この映画は、韓国とフィリピン間の性的人身売買が合法化されている現実と、韓国における一人のフィリピン女性の二年間を追跡・記録することで性的人身売買の構造を暴くドキュメンタリーである。この状況を米軍基地の存在がさらに増長させている現実を浮き彫りにしたもの。
映画を観終わって、10:30分に摩文仁向け大型バスで出発。バスの中で「ありったけの地獄を集めた」と称される沖縄戦についてレクチャーを受けた。
まずは、一般の人たちに交じって「魂魄の塔」で黙とうを捧げた。
ハワイのメンバーが、持参した千年木の葉で編んだ「祈りのレイ」を魂魄の塔に捧げた。
ハワイメンバーの中には、祖父母が沖縄出身の若者が二人いて、ことのほか沖縄戦や沖縄の伝統的な芸能、食べ物、文化・習慣に興味を示した。
12:30、海勢頭豊さんのコンサートで「6・23国際反戦沖縄集会」スタート。
ステージ真ん前のテントの下に陣取る「国際女性ネットワーク会議」のメンバーたち。
首にかけた紅型のスカーフが「国際女性ネットワーク会議メンバー」の目印。
沖縄戦の惨状と、今なお続く米軍基地の厳しい現状を自らの状況と重ね合わせて、コメントしながら思わず涙ぐむハワイのメンバー。
ステージでは、山形からの修学旅行生の歌とメッセージ、フラダンスや金城実さんの名物・下駄踊りなども披露された。
摩文仁から戻って会場を県の女性センター・てぃるるに移し、夕食をとりながら、今度は沖縄戦のドキュメンタリーフィルム「未来への証言」を見たあと、それどれの国(地域)状況を伝える「各国報告」を行った。
沖縄メンバー、日本メンバーもそれぞれ自国の状況を報告した。