沖縄と同じように、米軍の駐留によって痛みを抱える国々(地域)の女性たちが一堂に会し、「真の安全保障とは?」を、ジェンダーの視点から問い直そうと、7か国(地域)から60数名が集った「第9回 軍事主義を許さない国際女性ネットワーク会議 」が、去る22日から26日まで沖縄で開催された。基本的にメンバーによるクローズの会議だが、25日には男性を含め誰でも参加できる公開プログラムも行われた。
会議の模様を何回かに分けてお伝えする。
22日は、午前11時から 県庁記者クラブで各国の代表が記者会見。地元新聞2社のみで、テレビ局や本土メディアは、ほとんど関心を示さなかった。
18:30分から開会セレモニーが開かれた。
歓迎セレモニーは、まず遠来の皆さんを沖縄の踊りで歓迎。
各国の皆さんも、それぞれお国柄を発揮して会議スタートの挨拶。まずはグアムメンバー。
フィリピンメンバーはいつも明るく楽しいパフォーマンスで楽しませてくれる。
いま韓国で大流行のダンスを披露したのは韓国メンバー。今回最多の10名が参加。
若い人が多かったハワイメンバーは、詩の朗読で民族の自決権と、植民地主義の理不尽を訴えた。
アメリカメンバーは、先住民女性の祈りで始まり、開催地沖縄との絆に感謝をささげた。
20年間このネットワーク会議の中心を担ってきた開催地沖縄のメンバー1人ひとりに、アメリカ先住民の祈りが込められた貝のネックレスが贈られた。
ひとり遠くプエルトリコから参加した女性。
会議は、23日慰霊の日は、摩文仁の魂魄の塔まえで開かれる「国際反戦集会に参加。24日は辺野古の座り込みに参加するなどのフィールドワークを含め、各国報告、5つのテーマでの分科会討論、基地問題にかかわる韓国、沖縄、沖縄戦などのフィルム上映会などがある。