山城博治さんら第3回公判事前集会~国こそ巨大な罪を犯している

事前集会には250人が参加。山城さん、稲葉さんも元気な顔を見せた。

 

 支援団体を代表して山内徳信さん。「私は今日非常に怒っている。今日の公判は、検察側の証人として警察官と防衛局の職員が証言することになっているが、聞くところによると、傍聴人側から見えないように遮蔽するという。これは裁判の公平の原則に違反する。異常な裁判だ」

山城博治さん。「新基地建設は絶対に許さない。襲いかかる権力の弾圧をはねのけ、裁判でしっかり闘っていく」と決意をのべた。

 

 弁護団の三宅弁護士の報告。

「今日は第3回目だが、審理は何も進んでいない。前回は検察側が、証拠のビデオを取り違え空転した。今日はそのやり直しをするはずだったが、映像の編集がまだできていないので、口頭だけということになった。証拠の映像がないので、弁護士からの質疑ができない。本来の裁判の形にならない。全くでたらめだ。いかにずさんな起訴だったかということが分かる。 しかも、映像の整理には5月いっぱいかかると言ってきた。これは裁判の引き延ばしだ。絶対許してはならない。

また、検察側証人が「脅迫や暴力に合う可能性がある」として、傍聴席から見えないよう遮蔽すというのは、裁判の公開の原則に反し、公正、公平の原則にも反する。脅迫、暴力にあうなどと、傍聴人を犯罪者扱いしている。

 稲葉さんんもあいさつ。「保釈当時より体力も気力も回復し、闘う力がモリモリと湧いてきた。いろいろと制約があるので、ゲート前の現場には行けないが、部屋の中でできることを頑張ってやっている。

裁判に対しては、我々の(些細な)罪を問う前に、国の罪を問うべきだ。国こそ巨大な罪を犯している」。

検察側証人の遮蔽に抗議して、傍聴人たちが、マスク・サングラスで顔を隠して法廷に入った。

 

2017年4月17日リンクURL