山城博治さんたちの即時釈放を求める大集会に2000人

今日(24日)午後3時から「山城博治博治さんたちの即時釈放を求める大集会」が、裁判所前の広場(城岳公園)で開かれ、2000人の県民が、4か月を超える不当な長期拘留に抗議した。

 

釈放を求める会の仲宗根会長は、元裁判官の知識と経験から、山城博治さんの逮捕・拘留がいかに不当で違法なものであるかを説明、「博治さんは逮捕されるような悪いことは何もしていない。こんなに長い間拘留され、家族にも会わせてもらえないないんて、よっぽど悪いことをしたのだろうと、国民に思わせるための安倍政権の策動だ」と、怒りの声をあげた。

 また、弁護士として毎週博治さんと接見している照屋寛徳参議院議員は、「博治さんは大変元気」と報告。「博治さん本人の希望で、ホッカイロの差し入れを家族に頼んだところ、裁判所は全国的に例がないと認めてもらえなかった。それでも奥さんが粘り強く通い続けて交渉、5日間かかってやっと差し入れを認めさせた」と、エピソードを紹介した。

靴下の差し入れも何か月もかかってやっと認めさせた経緯がある。病を抱える博治さんにとって、身体の冷えは大敵。強大な権力が、こんな嫌がらせをするとはミミッチイいが、受ける側にとっては命取りにもなりかねない。

元・早稲田大学教授の鹿野政直氏が「かつては、山城さんの存在が戦う沖縄のみんなをつないだ。今は、その不存在がみんなをつないでいる」という言葉を博治さんに伝えたところ、博治さんは号泣したという。

集会の決議文を裁判所に届けるため、代表たちが中に入っている間、参加者が裁判所の庭を埋め尽くした。

集会終了後、裁判所から那覇高校の裏を通って、国際通りを経て県民広場まで、デモ行進を行い、道行く人々に理不尽、不当弾圧を訴えた。

 

裁判所の庭の桜は満開だが、沖縄に本当の春はいつやってくるのだろうか。

 

2017年2月24日リンクURL