添田充啓さんを偲ぶ会

高江・辺野古で抗議活動をしたとして、山城博治さん、稲葉博さんと共に、不当な逮捕拘束された故・添田充啓さんを偲ぶ会が、29日那覇市内の八汐荘で行われた。

共に裁判を闘った山城博治さんが実行委員長となり、長期にわたった拘留中に、面会や裁判所前での激励行動を続けてきた仲間たちが集まり、添田さんの冥福を祈った。

   <主催者を代表してあいさつする山城博治さん>

添田さんは、2013年、街頭で人種差別と対峙するカウンターに身を投じ、「男組」を結成。16年には高江のヘリパッド反対運動に加わり、公務執行妨害と傷害の罪で逮捕。今年3月14日に執行猶予付き有罪判決が確定した。その後病気療養中だったが去る4月に容体が急変し、亡くなった。(沖縄タイムス記事)

裁判を支えた担当弁護士や、男組の仲間、逮捕拘留中激励行動を行った沖縄の人たちが、「おちゃめで、気弱なところもあった」など、知られざる添田さんの一面を語り合い、在りし日を偲んだ。

<一緒に「沖縄平和運動弾圧裁判」を闘った稲葉博さんと仲間たち」

沖縄に来る前、不適切な行動があったことも明らかにしたうえで、共に沖縄の抵抗運動を闘った仲間として、連帯に感謝し、冥福を祈った。

 

 

2018年6月30日リンクURL

辺野古は基地をつくってはいけない場所だった!~ 政府の欺瞞 白日の下に

辺野古新基地 周辺高さ制限抵触 71件、その事実を県民にはひた隠しにして、強硬に工事を押しすすめる日米政府。

航空機の安全を保つために、飛行場をつくる基準として米国が定めている周辺の地形や建物の高さ制限によると、辺野古新基地の周りに54.52㍍より高い建物があってはいけないことになっている。

沖縄防衛局は、2015年から高さ制限に触れる沖縄電力の送電線鉄塔の撤去・移転を交渉しながら、付近住民には高さ制限があることを知らせなかったという事実が明るみに出た。

市民団体が情報公開を求めたが応えないため、オール沖縄会議が独自に調査したところ、小中学校を含む公共施設をはじめ、民家など71件、電柱50本などが抵触することが明らかになった。

2018年6月29日リンクURL

日本人やめます!~ 今日(6月27日)の辺野古

最高気温33度の辺野古ゲート前。アスファルトの照り返しがきついので、体感温度はさらに2~3度は高く感じられる。

     <午前7時40分のゲート前 機動隊もご出勤>

炎天下の座り込みは、結構堪える。先週あたりから泣き出したサンサナー(アブラゼミ)の大合唱が、余計に暑さを感じさせる。

今週初めから、一日に入る工事車両の数が400台を超えるようになり、危機感が募る。早朝から150人ほどが座り込んだ。

  <博治さんもいるぞ!>

 <今日は南側からの搬入で始まった>

一回目の搬入の後、大阪から退職教師の会のメンバー47名がゲート前を訪れた。

右翼の宣伝カーが、私たちの目の前を5分おきくらいに行き来する。ゲート前のわずか200メートルほどの間でUターンを繰り返し、一日に数十回は往復しているのでは。「日米同盟と尖閣諸島を守る沖縄県民会議」と名乗り、翁長知事、新報、タイムス、社民党、立憲民主党、共産党、ゲート前に座り込む県民を中国の回し者と攻撃し、「かつては新聞を読まないとバカになる、と言われたが、いまは新聞を読むものは~」と、麻生副総理と共通する言い回しで、聞くに堪えない言葉を垂れ流す。だが、ゲート前では誰も相手にしない。

ゲート前で一人の女性がマイクを握って言った。「慰霊の日、翁長知事が病を押して参列し、力強い声で平和宣言を読み上げる姿に感動した。しかし、そのとき安倍総理は、翁長知事の平和宣言に耳を貸すことなく、次に自分がしゃべる原稿を読む練習をしていた。もそもそと口を動かしている様子が、テレビ画面にしっかりととらえられていた。こんな総理と同じ日本人とは思いたくない。恥ずかしい。皆さん、日本人やめませんか?私は、日本人やめます!

メインゲート前でも抗議の声をあげた。

 

まだ、裁判が続く山城博治さん。自由に抗議活動に参加できないので、要請に応えて全国を回り、沖縄の状況を伝える活動に力を入れてきた。でも、全国行脚は6月いっぱいで打ち切り、7月からはゲート前を中心に活動すると宣言。ゲート前に元気な博治節が響いた。

 

2018年6月28日リンクURL