人々を拘束する新たな鉄柵~今日(1月17日)の辺野古

6:30、小雨がチラつく中、平和市民連絡会の辺野古バスで出発。幸い大降りにはならず、最高気温23度の予報通り、雨雲の間から太陽が顔を出すと、薄い長そでのTシャツだけでも、汗ばむほどの暖かさだった。

機動隊が、ゴボウ抜きした抗議の座り込み人たちを拘留するために、舗道に設けられた鉄檻の柵が、高さ二倍になり、隙間から抜けられないよう二重になっていた。

先週まではこんな状態だった。男性ならひょいと飛び越えられるし、女性だと隙間から簡単に潜り抜けられた。

新たな策は先週の土曜日の夜につくられ、今週月曜日から稼働している。監視の機動隊を減らすための苦肉の策なのだろうが…

ゴボウ抜きされ、閉じ込められて、鉄柵を中から揺らして抗議!

隙あらば果敢に柵を乗り越えようとする女性もいて、結局、監視の手を減らすわけには行かず、元の木阿弥。駄策(柵)だった。権力の姑息な手段に負けず、みんな元気だ。

この日は、「高江の通行規制は違法」との画期的な判決報道に勇気づけられ、加えて九州各県の平和フォーラムの7次辺野古派遣団21人が座り込み参加で、現役の若い支援者たちに元気を貰い、ゲート前に活気が漂った。

 

昼食時間にはテントの下で、南風原島ぐるみのメンバーとして参加していたミュージシャン・知念良吉さんのミニ・ライブを堪能。

 毎週水曜日定番のバナナの差し入れ(元衆議院議員古堅実吉さんから)をありがたく味わう。

機動隊に守られて基地の中へ入っていく埋め立て資材を積んだダンプトラックの車列。こんな鉄管が何万本も、サンゴの海に打ち込まれるのかと思うと、胸が苦しくなる。

<海は命の母>

2018年1月18日リンクURL

画期的判決~高江抗議市民に対する 通行制止、ビデオ撮影は”違法”

16年11月、高江のヘリパット建設に反対して座り込む市民らの支援に車で向かっていた弁護士を、県警が2時間もの間、車の前後のタイヤにストッパーをはめ通行を規制し、その間1時間半にわたって承諾なくビデオ撮影をされたことに対し、那覇地裁は昨日(16日)「違法」との画期的な判決を下した。

 <17日 沖縄タイムス 朝刊 ↑↓>

訴えていたのは元県弁護士会長の三宅俊司弁護士。三宅弁護士は「全面勝訴。県警の違法行為は、政府の政策を実現するためであることは明らかだ。判決は政府の不当性を表している。裁判所は市民の自由を前提とした職務を要求している」と指摘した。

当時高江では、警視庁はじめ全国から派遣された500名の機動隊と沖縄県警の機動隊合わせて1000名もの機動隊が、抗議する市民を、何ら法的根拠なく通行を規制し、排除するという異常な状態が半年も続いた。その中で取材で現場に向かうテレビクルーや新聞記者も強制排除、拘束されるという無法地帯が出現していた。

いま、まさに辺野古でも同じような状況が起こっており、判決の影響が期待されるが

相変わらず今日も、座り込む市民を強制的に排除し、数台のビデオカメラで市民らを摂り続けていた。

2018年1月17日リンクURL

ドキュメンタリー映画のご案内二つ

① 辺野古ゲート前の人びと

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② 「異なる世界」

古びた自転車に乗って旅をする二人の青年。海を越え台湾からはじまった旅はエメラルド 色の海が広がる沖縄を過ぎ、真冬の厳しい寒風が吹きすさぶ韓国で終わりを迎える。11月 ながらも夏のような台湾を経て秋のような沖縄を、そして韓国での真冬へと突入する長い 旅程のなかで二人は数多くの人々と出会う。台湾で脱核運動をする人々、沖縄で自衛隊や 米軍基地建設に反対する人々、その沈痛な歴史から、韓国、済州島の海軍基地、密陽の送 電塔、そして原発問題に至るまで、彼らは「平和紀行」という名を借りてこの地の疎外され た場所の数々を訪れる。点と点を繋ぐように二つの車輪で様々な場を連結しながら。ひょっ とすると当為で始めたかもしれない連帯の試みは、深い省察へと彼らを導く。

<上映会日程>

2月 9 日(金) 18時 30分~ / 長谷寺(南部/糸満市潮平1番地)

10日(土) 18時 / 高江ブロッコリーハウス

2月 1 1日(日) 10時 30分 / 名桜大学(学生会館3F)

16時 / ワカゲノイタリ村(名護市二見)

12日(月・休) 14時 / 宜野湾セミナーハウス(中部/中部商業高校近く)

 

<制作 l ハンコンギ・プロジェクト>

ハンコンギ・プロジェクトとは?… 「ハンコンギ」は韓国語で「一椀」という意味を持っています。お米一粒のような人々が集まり、ともにご飯を

つくって分かち合うような芸術活動を目指しています。抑圧と喪失の時代に生を生かす「芸術+活動+遊び」などの多様な方法を模索しながら

様々な人々と緩やかな連帯を続けています。

上映会のチラシはここから⇒< 2018 ‘異なる世界’_OKINAWA A4 Poster Final>

 

2018年1月16日リンクURL