米軍ヘリ墜落炎上~放射能物質飛散の恐れ

昨年12月のオスプレイ墜落からまだ一年もたっていない。こんな頻度で米軍機が落ちる事故が続いては、県民は安心して眠りにつくこともできない。県民の懸念が現実になっている。

11日には緊急抗議集会が、軍司令部前で行われた。

今回事故を起こしたCH53は、6月にエンジントラブルで久米島空港に緊急着陸した同じ機体であることも判明した。米軍は老朽化したCH35を安全が確保されないまま飛ばし続けていることになる。

そして今、最も懸念されているのが、放射能物質の飛散である。

米軍はマスコミの取材に対し、ヘリの機体の一部に放射能物質が使われていることを認めた。

昨日の琉球新報ウェブ版によると「米軍は、CH53Eのインジケーター(指示器)の一つに放射性の材料が使われていると認めた。沖縄防衛局と県は13日午後4時ごろから、現場周辺で初の環境調査を実施した。内周規制線内には入れなかったため、県は週明けにも改めて防衛局を通し立ち入りを申請する」という。

さらに14日、琉球新報ウェブ版によると、『放射能に詳しいい矢ヶ崎克馬琉球大名誉教授が14日、炎上現場の風下で放射能測定したところ、放射線のベータ線が検出された。

米軍ヘリが不時着、炎上した現場地主の西銘晃さん(64)は矢ヶ崎氏の調査で放射線が検出されたことについて、記者団に対し、「出たと聞いて、びくっとした」と驚いた様子で語った。その上で「高江の若い消防団員が消火活動で(炎上した米軍ヘリから)10メートルくらいの近さにいた。彼らの健康診断も早くしてほしい」と心配そうに話した。さらに「真っ先には考えるのは健康被害だ。風評被害も怖い。確定したわけではないと思うが、(放射線が)検出されれば(この土地は)一生使えない」と声を落とした』

2017年10月14日リンクURL