事件発生から今日28日で一年が経った。遺体遺棄現場となった恩納村の山中には、今も花や水のお供えが絶えることがない。
被害者の父親が弁護士を通して、現在の心境を報道機関に書面で明らかにした。
犯人として逮捕された米元海兵隊の軍属ケネス・フランクリン・シンザトは、取り調べに対し殺意を否認しており、一年たってもいまだ初公判の目途も立たず、被害者への補償も行われていない。
奇しくも4月28日は、1952年サンフランシスコ平和条約発効によって、沖縄が日本から切り捨てられた日。県民は「屈辱の日」と呼んでいる。今年は45年の節目に当たる。