スミレに似た小さな花・ヒメ(姫)キランソウ~薬草&雑草

芝ざくらのようにも見えますが、キランソウの仲間で姫キランソウというそうです。一つの株から腕を伸ばすかのように次々と株を増やし、絨毯を敷いたように広がっていきます。花が咲くとそれこそ紫とグリーンの絨毯を敷き詰めたようになります。

<実家マンション玄関前の花壇で 今満開です。紫色の姫キランソウ>

花の形はスミレに似ていますが、五弁の花びらのうち二つが短く、片咲きのように見えます。色は紫が多いですが、ピンク(桃色姫キランソウ)や白(白花姫キランソウ)もあります。

 

 

 

 

 

<那覇市・首里公民館前の道端で↑↓>

 

ネットで調べたところ、「道端でごく普通に見かける雑草であり、万病に効く薬草でもある」とか。雑草とはちょっと意外ですが、薬草というのも驚きです。

また、こんなにかわいい花を咲かせるのに、別名ジゴクノカマノフタ(地獄の釜の蓋)と言う怖い名前がついています。乾燥した葉を煎じて、神経痛や胃の薬となり、生葉は膿だし(うみだし)に用いられ、 万病に効くところからイシャダオシ(医者倒し)、イシャゴロシ(医者殺し)とも呼ばれ、又、道端で地面に蓋(ふた)をするようにへばりついている様子と、万病の薬草となる事から、地獄に蓋をしてしまうと言う意味でジゴクノカマノフタと命名されたそうです。

2018年4月6日リンクURL

ケラマツツジの咲くころ~渡嘉敷島

25日の日曜日、県外からの友人たちを案内して渡嘉敷島へ行きました。約一月ぶりの渡嘉敷島です。

青く澄んだケラマブルーの海を、友人たちに自慢したかったのですが、あいにくPM2・5の飛来で、天気は晴れなのにかなり濃いカスミがかかって、いまいち海の色が冴えませんでした。

それでも村花でもある「ケラマツツジ」が真紅の花を満開にして、我が友人たちを歓迎してくれました。

実はこの鮮やかなケラマツツジ、3日後(3月28日)に慰霊祭を迎える「*白玉之塔」の参道に咲くケラマツツジです。

これまでこの慰霊祭には何度も参列した私ですが、それがちょうどケラマツツジの咲く季節だったという記憶が、なぜだかありません。今回はじめて気が付きました。

3月下旬の沖縄は春爛漫、山には新緑が萌え、花々が咲き競い、大地から諸々の命が生まれ出る季節なのに、否応なく”集団自決”に追い込まれ、命を絶っていった島の人々が、最後に赤く燃えるケラマツツジを、どんな想いで見つめたのだろうと思うと、胸が詰まります。

朝鮮半島から強制あるいは騙されて連れてこられ、日本軍の”性奴隷”にされた女性たちを記憶する「アリランの碑」の入り口にも、ケラマツツジが咲き乱れていました。

<北山にある国立青少年交流の家の高台から霧にかすむケラマ海峡を望む>

 

白玉之塔:去る大戦で、「死んでも米軍の捕虜にはなるな!」と、皇民化教育で刷り込まれた島の人々が、日本軍から配られた手りゅう弾で、(あるいは鎌や鍬で)家族同士、親戚同士で殺し合った”集団自決”の犠牲者を祀った慰霊碑。当時の島の人口の三分の一に当たる315人が犠牲になった>

2018年3月28日リンクURL

メイフラワー(五月の花)~沖縄では2~3月に咲きます

           <白壁に映えて~3月14日 那覇市内で>

その名の通り原産地では5月頃に咲く花なんでしょうね。沖縄では地域によってですが、1月末ごろから咲き始め、2月、3月に一番多く見かけます。

ウェディングドレスのベールののような繊細で優しい色が、見る人の気持ちも優しくしてくれます。

ヨーロッパ中部、イギリス、北アフリカから中央アジアに分布しているバラ科の植物で、北半球には800から1000種もあるそうです。和名はサンザシ。暑さに強い品種から、寒さに強い品種まで種類が豊富で、挿し木でも簡単に増やせ育てやすくので園芸初心者に人気があるようです。

小説「赤毛のアン」の主人公・アンが大好きな花で、「メイフラワーのない国に住んでいる人はかわいそう」と言っています。

花言葉は「ただ一つの恋」「君だけを愛す」「希望」など。メイフラワーと言うと、イギリスの清教徒が信仰の自由を求めアメリカに渡った時に乗っていた船「メイフラワー号」を思い浮かべます。船尾にはサンザシのが描かれていたようです。きっとサンザシの言葉「希望」を乗せた船出だったということでしょうね。

また、イエス・キリスト処刑の時のイバラの冠は西洋サンザシ、つまりメイフラワーの小枝だったともいわれています。

沖縄はでは春を告げる花とされています。

2018年3月19日リンクURL