ゲート前座り込み10年目の辺野古(7月12日)から

 久々にすっきりと晴れ上がった沖縄の空。辺野古へ向かう途中、伊芸サービスエリアから中城湾を望むと、平安座島のCTSタンク(石油備蓄)がくっきりと目に飛び込んできた。

 かつてここで、石油備蓄基地に対する反公害の住民運動があったことを思い起こす。市民が主体の歴史に残る住民運動で、辺野古の闘いにも継承されている。

 9時前、第一回目の座り込み。2014年7月から始まったシュワブゲート前の座り込みは、この7月で10年目に突入した。

 灼熱の暑さのせいか、参加者がいつもより少なく21名。見渡すと、いつもの水曜日のコアなメンバーばかりだった。高齢者が多いから、熱中症を警戒したのだろうか?

 あまりの暑さに、思わず空を見上げた。座り込みの参加者だけでなく、工事車両の資材搬入の工事車両も、いつもに比べかなり少なかった。仕事なので、「暑さのせい」ばかりではなさそうだが…。

11時前、第4ゲートで座り込み。悔しいけど、こちらより機動隊の数の方が多い。 

 

 大浦湾では、土砂を山盛りに積んだ台船が三隻、沖待ちをしていた。


12:00前、工事用ゲートでこの日2度目の座り込み。那覇から二台目のバスが到着して、座り込み参加者が30数名に増えた。

 水曜日名物ランチバイキング。食後にアイスの差し入れもあった。

 

15;00前、工事用ゲートでこの日三度目の座り込み。椅子から立ち上がり写真を写した後イス(ビニール製の折り畳み式)に戻ると、わずか30秒ほどなのに「熱ッ!」と、思わず飛び上がるほどイスが熱くなっていた。太陽の力は偉大だ。アスファルト道路からの輻射熱も半端ではない。日傘をさしているが、背中は滝のような汗が流れていた。

 第四ゲートへの真正面に八重咲のキョウチクトウ。暑さも何のその、微笑んでいるように見えた。

 

2023年7月14日リンクURL

見事! ~ 満開ゴールデンシャワー

 毎年楽しませてもらっている隣家のゴールデンシャワー。満開を過ぎて散り始めているが、なかなかアップできなかった。 




 もう「見事!」というしかない。他のことばが見当たらない。写真ではどうしても自然の色が出せないが、実物はそれこそ目が覚めるような黄金なのだ。

 

 ゴールデンシャワー:マメ科の植物で、和名はナンバンサイカチ。花言葉は「可憐」、そして「一緒に踊って!」だそうだ。そういえば、私はこの後踊りに行く。

タイの国花でもある。

 

2023年7月11日リンクURL

無残に変わりゆくやんばるの海と山 ~ 7月5日の辺野古

 梅雨明けと同時に、朝はセミの声で寝床から起きだす時間がわかるようになった。東の空が明るくなるといっせいにセミの合唱が聞こえてくる。難聴で、補聴器をしていても人との会話に不自由している私だが、セミの合唱はうるさいほどに聞こえるから不思議。とても有難い目覚ましではある。自然の持つ力には、いつも感謝するばかりだ。それにしても暑い。

 水曜日はいつものように辺野古へ。

   

 

 

 

 

 

9:00前、今日1回目の座り込み。県外から手作りのメッセージボードを持って参加した若者。最初右側のメッセージを掲げていたが、途中からボードを裏返し、左側のメッセージに切り替えた。後でその理由をこう語った。「実際に座り込んで、皆さんがいかに厳しい状況の中で抵抗しているかを実感し、自分のメッセージがいかに生ぬるいか恥ずかしくなった」と。 

 10:30 第4ゲートで抗議行動。

 新基地建設工事で破壊され、日々無残にも姿を変えていく辺野古の海と山々に胸がキリキリ痛む。 


正午前、工事用ゲートでの今日2回目の座り込み。

 私は、午後から別日程があるため、みんなと一緒にいつものランチバイキングを堪能したあと、辺野古を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

工事用ゲート向かいでキキョウラン、駐車場の周辺でクワズイモの実が色鮮やかに実っていた。

 

 

 

2023年7月6日リンクURL